日本学生支援機構給付奨学金および学費減免の制度には、定期採用と家計急変採用がありますが、以下の違いがあります。どちらか一方の制度しか利用することができませんので注意してください。
●定期採用の出願時期は4月と10月頃の年2回ですが、家計急変採用は随時出願できます（但し、家計急変発生時より3カ月以内に出願完了する必要があります）。
●支給開始月は、4月の定期採用では4月（初回振込は7月）、10月の二次採用では10月（初回振込は12月）ですが、家計急変採用では申し込みが完了した月になります。
●収入基準は、4月の定期採用では前々年、10月の二次採用では前年の収入に基づく住民税課税情報により日本学生支援機構が算出します。家計急変採用は、家計急変の事由に該当した生計維持者については家計急変後の収入、それ以外の生計維持者と学生本人については定期採用と同時期の収入に基づいて算出されます。
収入基準の詳細は、日本学生支援機構のWebサイトを確認してください。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/kakei/zaigaku.html
●【重要】授業料減免額について
定期採用の日本学生支援機構給付奨学金には、立命館大学学費減免がセットになっています。立命館大学学費減免は、国の高等教育の修学支援新制度に基づく授業料等減免制度と、本学の独自制度を包括した授業料減免制度です。第Ⅰ～Ⅲ区分は国の授業料減免額と大学の減免割合のどちらか大きい方の金額が適用されます。第Ⅳ区分は本学独自の家計基準以下の場合は1/4減免、基準を超える場合は国の減免額が適用されます。（二次採用の場合は以下の半額）
| 支援区分 | 国の減免額 | 本学の減免割合 |
|---|---|---|
| 第Ⅰ区分 | 年額700,000円 | 授業料の年額1/2 |
| 第Ⅱ区分 | 年額466,700円 | 授業料の年額1/4 |
| 第Ⅲ区分 | 年額233,400円 | 授業料の年額1/4 |
| 第Ⅳ区分（多子世帯） | 年額175,000円 | 授業料の年額1/4 |
| 第Ⅳ区分（理工農系） | 年額233,400円 | 授業料の年額1/4 |
| 本学の独自区分 | ー | 授業料の年額1/4 |
日本学生支援機構給付奨学金が不採用の場合：本学独自の区分あり（給与収入400万円（その他所得の場合57万円）以下の場合、授業料の年額1/4）
家計急変の日本学生支援機構給付奨学金には、国の授業料減免制度がセットになっています（立命館大学学費減免は適用されません）。
※支給開始月からの月割り金額が適用されます。
| 支援区分 | 国の減免額 |
|---|---|
| 第Ⅰ区分 | 年額700,000円 |
| 第Ⅱ区分 | 年額466,700円 |
| 第Ⅲ区分 | 年額233,400円 |
| 第Ⅳ区分（多子世帯） | 年額175,000円 |
| 第Ⅳ区分（理工農系） | 年額233,400円 |
日本学生支援機構給付奨学金が不採用の場合：本学独自の区分なし
●採用後の支援区分見直し時期について、定期採用では年1回（10月）のみですが、家計急変採用では3カ月ごとになります。
●定期採用については、家計急変に再出願することによって家計急変採用への変更が可能ですが、家計急変採用の場合は定期採用に変更することはできません。